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カテゴリ:現代編
  • 現代編三年戦争11
    [ 2010-04-24 18:25 ]
  • 現代編三年戦争10
    [ 2010-04-23 20:24 ]
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    [ 2010-04-22 19:09 ]
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    [ 2010-04-15 00:36 ]
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    [ 2010-04-06 20:03 ]
現代編三年戦争11
数日後
アレックス「おいエミリ!大変だ!」

エミリ「どーしたのアレックス」

アレックス「ウーサー司令が殺されたらしいぜ」

エミリ「・・・徹底抗戦派の連中だろうね」

アレックス「驚かないのか?」

エミリ「なんとなく予想はしてたしね」

アレックス「そ、そうか」

エミリ「となると、厄介だね。誰が総司令の座に就くか知らないけど、
    これ以上のドロ沼化は誰しも望むところではない・・・」

アレックス「どうするつもりだ?」

エミリ「・・・どの道機体の調整が終わらないうちは出撃できない。
    現状維持するしかないね」

アレックス「・・・わかった」


メフィーリア「エミリ、次期総司令の就任放送が流れるらしい」

エミリ「誰が就任したって同じでしょ。興味ないね」

メフィーリア「確かに。戦争が長引くだけだな」

エミリ「長引きはしないと思う。負ける時期が早まったと僕は思うけどね」

メフィーリア「?何故だ。徹底抗戦派が実権を握ったのなら・・・」

エミリ「そこよ。徹底抗戦派が実権を握ったところで劣勢は変わらない。
    むしろ退く事を知らないからあっさり負けると思う」

メフィーリア「そんなもんか?」

エミリ「と、僕は思うけどね」

メフィーリア「ふぅん・・・」


エクター「隊長、どうやら総司令にはアーサー少将が就く事になったようです」

エミリ「へぇ・・・」

エクター「驚かないんですか?」

エミリ「驚いてると言えば驚いてるね。正直彼が就くとは思ってなかったから。
    にしても、面倒なことになりそうだね・・・」

エクター「・・・隊長、残念ながらそうなりそうです。
     アーサー総司令がお見えです」

エミリ「・・・わかった、会うよ」


アーサー「・・・久しぶりだな、エミリ中佐。いや、今は大佐か」

エミリ「はい。ウーサー総司令から直々に昇進を言い渡されました」

アーサー「・・・ならばエミリ大佐、宇宙軍の先陣を切って欲しい」

エミリ「・・・」

アーサー「もし、この戦い無事に勝利できたら・・・」

エミリ「お断りします」

アーサー「・・・何故だ!?」

エミリ「結婚する気はないからです」

アーサー「私は父を超えた!その私に何の不満があるというのだ!?」

エミリ「父を越えた?笑わせないでよ。父親を殺して総司令の座に
    就いたくらいで一人前になったとでも?」

アーサー「それが何故いけない!?この世界は権謀術数渦巻く世界だ、
     その権謀術で・・・」

エミリ「はっ!ただウーサー総司令の子供ってだけで司令になったんでしょ?
    権謀術もへったくれもない、ただの親の七光りじゃない」

アーサー「・・・!」

エミリ「実力もないのに総司令?それじゃ宇宙軍の負けはもう決まったね。
    それじゃ士気も上がるわけないじゃない」

アーサー「大佐は、いつもそうだ。私を認めようとしない・・・!」

エミリ「そりゃそうよ。僕やガウェイン中佐やランスロット中佐は
    戦功を立てて昇進した。あなたはどうなの?」

アーサー「・・・」

エミリ「違うでしょ?そもそもこの段階で僕が宇宙軍の先陣を切るとか、
    ありえない」

アーサー「何故だ、我々はまだ負けていない!」

エミリ「そこが浅はかだっての!徹底抗戦を謳うなら先陣くらい
    自分で切ってみせなさい!」

アーサー「私は、操縦など・・・」

エミリ「できなくったって旗艦に乗って部隊を動かすくらいできるでしょう!
    ウーサー総司令ならそうしてた」

アーサー「今の総司令は私だ!」

エミリ「はん!僕は認めない。ただ後ろでふんぞり返って
    命令するだけの人間には、ついていかない!」

アーサー「ぐぐ・・・!」

エミリ「僕の部隊は動かさない。無意味な戦いに、
    部下を送り出すわけにはいかないから」

アーサー「・・・」


アレックス「エミリ、あれでよかったのか?」

エミリ「うん、いいか悪いかで言えばあれでいい。お兄ちゃんがとある
    コロニーの市長をやってるから、そこに行って
    匿ってもらう手筈になってる」

メフィーリア「これからは雌伏の時か。今回は駄目だったが
       いずれは・・・ん?兄がいたのか?」

エミリ「あれ、言ってなかったっけ。最近できたコロニーで市長を務めてるんだ」

アレックス「新造コロニーでか。よほどの出世コースを歩んでいるようだな」

エミリ「エリート、ってわけでもないけど。
    自分で出資してコロニーを建造したんだよ」

メフィーリア「自分で?よほどの資産家、というわけか」

エミリ「地球相手に商売しててね。軌道に乗って・・・何年経つのかな」

アレックス「そうなのか・・・」


宇宙軍月基地・Saturn内部
エミリ「ここからは宇宙軍の任務じゃない。けど、生き残りたい人は
    僕についてきて。これは任意だよ」

アレックス「俺はエミリについていくぜ、ウーサー総司令がいないんじゃ
      宇宙軍はもうだめだ。今は生き残ることを考えるしかない」

メフィーリア「私もだ。それに、いずれはエミリ自身が軍を
       立ち上げるつもりだろう?私はその手助けがしたい」

レジーナ「・・・アレックス大尉がいくなら、私も」

アリシア「私も行きます」

フェルディナンド「私も、隊長についていきます」

エクター「・・・私は、残ります」

エミリ「うん。エクター、元気でね」

エクター「はい、エミリ隊長も、お元気で。私はエミリ隊長の
     下で戦えたこと、誇りとします」

エミリ「エクター・・・」

エクター「さ、こうしている間にも地球軍が月へと迫っています。
     もうじき戦場になりましょう。行ってください」

エミリ「・・・わかった。これより僕たちは月を脱出、兄のコロニーを目指す」


月宙域
アレックス「対面に地球軍が来ている。もう宇宙軍は持たないな・・・」

メフィーリア「歯がゆいな。だが、私たちが行っても戦局は変わらない」

エミリ「メフィーリアの言うとおりだね。大きく物量で負けてるから、
    どうにもできない」

レジーナ「・・・エミリ隊長、前方に地球軍の別働隊と思しき軍勢が」

エミリ「蹴散らすしかないね。無用な戦いは避けたかったんだけど、
    捕まるわけにはいかない」

アリシア「行くわよ・・・!」


メフィーリア「思ったよりあっけなかったな」

エミリ「・・・急ごう。あまり時間をかけていられないし」

アレックス「だな。早いとこ落ち着こう」

アリシア「エミリ隊長、後方から、地球軍が!」

エミリ「もうじきSincerityの宙域に入る・・・もうじきジャミングが
    入るから通信ができなくなる」

メフィーリア「・・・ミリ・・・信の・・・悪・・・」

エミリ「あれは・・・ふぅ、一息つけそうだね・・・」


Sincerity・デッキ
ルチル「エミリ!無事でよかった・・・」

エミリ「ただいま、お姉ちゃん」

ルチル「あれ、その子たちは?」

エミリ「アルフレッドとアシュリー。ヨーロッパ地方で・・・」

ルチル「・・・そう、後は任せて少し休みなさい。
    あなたの戦友にも休んでもらうわ」

エミリ「うん・・・お願い」


Sincerity・市役所
アレックス「ここに来るように言われた、アレックスと言うものだが・・・」

アン「話は聞いています。お二階の方へどうぞ」


アレックス「・・・誰だ?」

エリオット「エミリの兄、エリオットだ。妹が世話になった」

アレックス「話というのは?」

エリオット「エミリから後事を任された。アレックス・リンドブルム、
      これを渡しておこう」

アレックス「鍵?」

エリオット「家の鍵だ。しばらくはそこにて休み、英気を養ってくれ。俺はこれで」

アレックス「待て、いいのか?こうまでしてもらって・・・」

エリオット「構わん。いずれは力を借りることになる」

アレックス「・・・」


そして、この約17年後。宇宙独立への再挑戦が始まる・・・。
by Will-Of-Freedom | 2010-04-24 18:25 | 現代編
現代編三年戦争10
宇宙軍月基地宙域
エミリ「久しぶりの宇宙だね・・・」

アレックス「そうだな」

メフィーリア「この機体、なかなか追従性がいい。
       こういう機体は動かしていて楽しいな」

エミリ「アリシア中尉、レジーナ中尉、調子はどう?」

アリシア「問題ありません」

レジーナ「同じく問題ありません、エミリ大佐」

アレックス「ん?おいエミリ、付近の宙域から救援要請が来てるぞ」

エミリ「それは捨て置けないね。直ちに救援に向かう!」


エミリ「やっぱり地球軍は総攻撃を仕掛けるつもりなのかな・・・」

アレックス「だとすれば・・・」

メフィーリア「これは前哨戦に過ぎないとでも言うつもりか・・・!」

エミリ「本国の防衛戦となれば熾烈を極める。
    各員、可能な限り休息を取っておいて」

アレックス「わかった」


ウーサー「エミリ大佐」

エミリ「はっ!」

ウーサー「諸君らの新しい機体を用意した」

エミリ「・・・」

ウーサー「すでにSaturnのほうに搬入を開始している」

エミリ「ありがとうございます」


Saturn内部
エミリ「ふぅん・・・」

アレックス「いきなり積み込まれたが、一体なんだ?」

エミリ「さっきウーサー閣下から聞いたんだけど、僕らの新しい機体だって」

アレックス「そうなのか。新しい機体ったって調整とかあるから
      すぐには使えないんだけどな」

メフィーリア「愚痴っている暇があったら調整しろ。で、誰がどの機体なんだ?」

エクター「隊長、仕様書です」

エミリ「・・・もう誰のか決まってるみたいね」

メフィーリア「私のはどれだ?」

エミリ「右から順に僕、アレックス、メフィーリア、アリシア、
    レジーナってなってるね。名前はフェニックス、フォルネウス、
    エリゴール、ヴァレフォール、マルファスみたい」

アレックス「これが俺のか・・・」

エミリ「各員はベリアルからデータを落として調整しておいてね」


宇宙軍月基地
エミリ「地球軍も、そろそろ攻撃を仕掛けてくるころかな?」

???『そうね・・・今地球軍は勢いに乗ってる。
    それに、宇宙へ上がる準備も着々と進んでるみたい。
    遅くても一ヵ月後には・・・』

エミリ「・・・だね」

???『エミリ』

エミリ「?」

???『無茶はしないでね』

エミリ「大丈夫。僕は必ず戻るよ。ルチルお姉ちゃんのところに」

ルチル『エミリ・・・』

エミリ「じゃあ、また」


エクター「隊長、本隊から入電です」

エミリ「・・・ふぅん。でも、僕らの任務は本国の防衛、
    この程度の敵勢を蹴散らせないようじゃこの戦争、負けだね」

エクター「ですが」

エミリ「いいから。エミリ隊は現状維持。生き残ることを最優先とする」

エクター「・・・了解です」

エミリ「周囲の部隊が何か言ってくるようであれば直接
    僕に言うように伝えて。いい?」

エクター「了解です」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-23 20:24 | 現代編
現代編三年戦争9
孤島郡
エクター「隊長、地球軍を捕捉しました」

エミリ「各員、出撃!僕も出る!」


エミリ「これより先は一歩も通さない。地球軍がヨーロッパ大陸に
    上陸する前に決着をつける!」

アレックス「任せろ!」

メフィーリア「アリシア少尉、レジーナ少尉、無理はするなよ」

アリシア「了解です」

レジーナ「了解」


エミリ「・・・」

メフィーリア「エミリ、どうした?」

エミリ「これで終わりだとは思えないけど・・・」

メフィーリア「考えすぎ、じゃないのか?」

エミリ「だといいけどね。撤収する。・・・?」


ヨーロッパ基地
エミリ「エクター、他基地の状況わかる?」

エクター「やってみます。・・・現在どちらも戦闘中のようですね」

エミリ「・・・あの二人なら大丈夫だと思いたいけど」

アレックス「正直なところどうだ?」

エミリ「・・・アメリカもアジアも激戦区。正直なところ
    持ちこたえてくれれば重畳、と言ったところだけど」

メフィーリア「しかし地球軍が三地区に同時戦闘を仕掛けてきた。
       これはどう見る?」

エミリ「うーん・・・。戦力分散の愚を犯してまで同時に
    戦闘する必要があったのかな・・・?」

アレックス「俺たちを侮った・・・わけじゃなさそうだな」

エミリ「それならいいんだけどね・・・」


エミリ「戦争開始からもう二年と半年か。終わりの見えない戦争に
    そろそろみんなが疲弊する頃だね・・・」

アレックス「何か言ったか?」

エミリ「この戦争、もう二年半も経ったんだなって」

アレックス「もうそんなになるのか・・・」

エミリ「やっぱりどちらかが全滅するまでこの戦い、終わらないのかな・・・」

メフィーリア「エミリ・・・」

エミリ「けど、僕は歩みを止めるわけにはいかない、
    僕が今まで撃ってきた人のためにも」

アレックス「・・・そうだな」

エミリ「明日の見えないこの戦い、僕たちは、必ず生き残ってみせる」

メフィーリア「ああ、もちろんだ」


エミリ「・・・」

エクター「隊長、本隊から通信です」

エミリ「回して」

エクター「了解」

ウーサー『エミリ中佐、悪い知らせだ』

エミリ「・・・と、申しますと?」

ウーサー『アメリカ地方、アジア地方での我が軍の敗北だ。
     ガウェイン、ランスロット両中佐は行方知らずだ』

エミリ「・・・では、我々は」

ウーサー『宇宙へ戻ってもらう。こうなった以上地球軍が
     総攻撃を仕掛けるは必定。・・・すまぬ、エミリ中佐』

エミリ「いえ、閣下のせいではありません」

ウーサー『・・・ともかく、早急に戻ってくれ』

エミリ「了解です、閣下」


宇宙軍月基地
エミリ「エミリ・アーシュラント。ただいま戻りました」

ウーサー「エミリ中佐、よく戻ってくれた」

エミリ「ガウェイン中佐とランスロット中佐の件は・・・」

ウーサー「今だ行方は確認できていない。・・・恐らくは」

エミリ「・・・惜しい人を亡くしました」

ウーサー「さりとて悲しんでばかりもいられない。エミリ中佐、
     貴官を大佐に昇進とし、本国の防衛に専念してもらいたい」

エミリ「僕が大佐、ですか?お言葉ですが・・・」

ウーサー「エミリ大佐の信念は分かっているつもりだ。
     故に防衛に回ってもらう以外は今までどおりでいい」

エミリ「はぁ・・・」

ウーサー「最早頼れるのはエミリ大佐しかおらぬ」

エミリ「はっ。ご期待に添えられるよう、頑張ります」

ウーサー「・・・頼む」


宇宙軍月基地・Saturn内部
エミリ「あーあ、結局昇進かぁ」

エクター「そうなんですか?押し切られちゃいましたか」

エミリ「まぁ・・・ね。ガウェイン中佐もランスロット中佐も不在となると・・・」

エクター「生死確認は?」

エミリ「まだ確認できてないらしいけど、戦死者扱いになったみたい」

エクター「そうですか・・・」

エミリ「そろそろ宇宙軍も疲弊してる。
    これ以上の戦闘は危険なんだけどな・・・」

エクター「・・・ですね」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-22 19:09 | 現代編
現代編三年戦争8
ヨーロッパ基地
アレックス「さて、これからどうする?」

エミリ「僕たちがこれから円滑に動けるようにするためには
    現地住民の力が不可欠。可能なら懐柔したいところだけど」

メフィーリア「だが、危険だぞ」

エミリ「でも、誠意を持って話をすれば、と言いたいところだけど」

アレックス「ふむ・・・」

エミリ「明日にでも、街に行ってみるよ。ヨーロッパは連合国だから何とか
    それぞれの国の代表と話をする機会が得られればいいんだけど・・・」

メフィーリア「一人で行くのか?」

エミリ「あまり大人数だと相手が警戒するから。僕一人のほうがいいね」

アレックス「・・・気をつけてな、エミリ」

エミリ「大丈夫。必ず帰ってくるから」

エミリ「さて・・・それじゃ行ってくるよ」

メフィーリア「ああ」


ヨーロッパ基地
エミリ「ただいま」

アレックス「エミリ!無事だったか・・・」

メフィーリア「どうだった?」

エミリ「僕たちの隊に限り、協力してくれるって」

アレックス「・・・妙にあっさり折れたな」

エミリ「それがさ、結構事情が複雑みたいでさ。ヨーロッパは中立で、
    ここにいた地球軍はしつこく協力を要請してたみたい」

メフィーリア「要は私たちがその邪魔者を追い出した、と?」

エミリ「額面どおりに取るならそうなるね。地球軍は武力で
    協力を迫ってたらしいし」

アレックス「その反面、エミリは対話で協力を要請した。
      それが信頼を勝ち取ったか」

エミリ「相手にどういう思惑があるのかはわからないけど、
    これで多少は動きやすくなった。しばらくは行動は控えて、
    情勢を伺うこととするから」

メフィーリア「そうだな・・・。ヨーロッパの民を地球軍が攻撃すれば
       地球軍の立場は悪くなるからな」

エミリ「そういうこと」


エミリ「あれから二ヶ月・・・エクター、他の部隊の動きは?」

エクター「ガウェイン中佐の部隊はアメリカで一進一退の攻防を
     繰り返していたようですね。ランスロット中佐は基地を確保した後は
     防戦一方になっていたようです」

エミリ「アジアは反宇宙の機運が高いからね・・・それでも撤退に
    追い込まれないあたりは流石、と言ったところだけど」

エクター「ですね。しかしここ一ヶ月は地球軍の動きが緩慢に
     なってきているようです。我々の存在が少しずつ脅威に
     なってきたのでしょうか?」

エミリ「だといいけどね・・・」

メフィーリア「エミリ、ここにいたのか」

エミリ「どしたの?メフィーリア」

メフィーリア「当初予定していた彼女らの訓練日程が終わった。
       これからどうする?」

エミリ「そだね・・・じゃあ第二段階に移行して」

メフィーリア「了解だ」

エクター「エミリ隊長、ウーサー閣下から通信です」

エミリ「回して」

ウーサー『元気そうで何よりだ、エミリ中佐』

エミリ「おかげさまで」

ウーサー『現在のヨーロッパの情勢はどうだ?』

エミリ「フランス国王直々に話を聞いた結果、ここ最近地球軍はこちらに
    兵を出していないようです」

ウーサー『ふむ』

エミリ「我々はアメリカ地方、アジア地方に対し、示威を行っています。
    現在は多少なりとも影響してきているのか、
    地球軍の動きが弱くなっていますね」

ウーサー『うむ。ヨーロッパ現地住民の動きは?』

エミリ「今のところ動きはありません。なおフランスでは我々の隊に限り、
    現地法に触れない限りでの行動が許可されています」

ウーサー『ほぅ・・・エミリ中佐は政治手腕も長けているということか』

エミリ「誠意を持って対話すれば、応じてくれる人はいます」

ウーサー『地球政府もそうだといいのだが』

エミリ「武力行使に出た以上、対話は意味を成さないでしょう。
    最悪、どちらかが滅びるまでこの戦いは続きます」

ウーサー『・・・』

エミリ「この戦いの鍵を握るのはガウェイン中佐とランスロット中佐です。
    彼らがアメリカ地方とアジア地方を味方につけられれば、
    戦いは長引かないでしょう」

ウーサー『あの二人ならできると?』

エミリ「やっていただくしかないでしょう。そうでなくては戦いが終わりません」

ウーサー『しかし両地方は激戦区だ。簡単にはいくまい』

エミリ「果たしてそうでしょうか?」

ウーサー『自分ならできる、と?』

エミリ「それはわかりません。ですが、戦うだけが戦争ではありません。
    最後に物を言うのは権謀術です」

ウーサー『・・・』

エミリ「そういう意味ではガウェイン中佐も、ランスロット中佐も、
    どちらかと言えば戦功で昇進していますから、
    難しいかもしれませんね。私も人のことをとやかく
    言えるほどではありませんが」

ウーサー『ともかく、場合によってはどちらかに救援に
     行ってもらうこともありうる』

エミリ「その時は、全力を尽くします」

ウーサー『期待している。では』


エミリ「アレックス、メフィーリア、ヨーロッパ湾岸地域で地球軍が行動を
    開始したみたい。こちらに向かっているようだから迎撃準備に入って」

アレックス「了解だ」

メフィーリア「あの二人はどうする?」

エミリ「出てもらうよ。実戦を経験しないと伸びないから」

メフィーリア「了解だ」

エミリ「エクター、針路を西に」

エクター「了解!」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-18 18:38 | 現代編
現代編三年戦争7
宇宙軍月基地
ガウェイン「おお、エミリ中佐」

エミリ「ガウェイン中佐、おはようございます」

ガウェイン「新型の調子はどうだ?」

エミリ「上々です。あのベリアルという機体、慣熟運転も終了しましたので、
    すぐにでも出られます」

ガウェイン「流石だな、エミリ中佐。ところでウーサー閣下から話は聞いたか?」

エミリ「どの話でしょう?」

ガウェイン「エミリ中佐を指揮官に据えるという話だ」

エミリ「お断りしました」

ガウェイン「そうか断ったのか・・・って!?」

エミリ「柄じゃありませんから」

ガウェイン「・・・」

エミリ「ウーサー閣下も、その話は忘れるように、とのことでした」

ガウェイン「そうか・・・」


士官室
エミリ「ふぅ・・・」

メフィーリア「聞いたぞ、エミリ」

エミリ「何を?」

メフィーリア「昇進を断ったそうだな」

エミリ「うん」

メフィーリア「どうしてだ?」

エミリ「みんなと一緒に前線にいたかったから、じゃダメかな?」

メフィーリア「いいや、エミリらしいと思う」

エミリ「そうかな」

メフィーリア「ところで突然話は変わるが、アーサー司令が
       S3コロニーに戻されるそうだが」

エミリ「そうなの?初耳」

メフィーリア「あまり大きな声ではいえないが、
       その話にはガウェイン中佐とランスロット中佐が
       一枚かんでいるらしい・・・」

エミリ「ってことは、僕を指揮官に推挙したのも・・・?」

メフィーリア「可能性はある。あの三人は昔からの親友だと聞いたが・・・」

エミリ「それはそれ、なんじゃないかな。指揮官が優柔不断だと部下が困るし」

メフィーリア「ふむ・・・」

エミリ「それで腐るかどうかは本人次第だよ」

メフィーリア「違いない。さて、私たちもどうなることやら・・・」


宇宙軍月基地・司令室
ウーサー「ガウェイン中佐、ランスロット中佐、エミリ中佐。
     貴官らは今後、私の指揮下に入ってもらう」

ガウェイン「了解です、ウーサー閣下」

ウーサー「そこでだ、再度地球に降りてもらい、地球軍を攻撃してもらいたい」

ランスロット「はっ」

ウーサー「ガウェイン中佐はアメリカ地方、ランスロット中佐はアジア、
     エミリ中佐はヨーロッパ方面だ」

エミリ「・・・」

ウーサー「各官、問題なければ作戦に取り掛かって欲しい。以上だ」


宇宙軍月基地・Saturn内
エミリ「・・・と、いうことなんだけど」

アレックス「結局俺たちはヨーロッパか。何しに俺たちを戻したんだ」

メフィーリア「アレックス、エミリに愚痴っても仕方あるまい」

アレックス「そりゃそうだけどよ・・・」

エミリ「釈然としないのはアレックスだけじゃないよ。僕だってそうなんだから」

メフィーリア「アリシア少尉、レジーナ少尉、準備はいいか?」

アリシア「問題ありません、メフィーリア大尉」

レジーナ「同じく問題ありません」

メフィーリア「エミリ」

エミリ「これより僕たちは、ヨーロッパに降りる。以前の基地が使えるかは
    わからないけど、可及的速やかに敵拠点を占拠します」

アレックス「任せとけ」


地球近郊
エミリ「いけそう?エクター」

エクター「問題ありません、エミリ隊長」

エミリ「じゃ、大気圏突入を開始、大気圏を抜けたら各パイロットは出撃、
    敵基地を奇襲する!」

アレックス「了解だ」


地球・ヨーロッパ基地
アレックス「エミリ、様子が変だと思わないか?」

エミリ「こないだ僕らがこの基地を放棄してから約二ヶ月・・・
    地球軍はこの基地を完全に放棄したのかな・・・?」

メフィーリア「だとしても、我々が撤退したのだから何かしててもよさそうだが・・・」

エミリ「エクター、どう?」

エクター「今結果が出ました。基地内に生体反応ありません」

エミリ「・・・以前張ったトラップもそのままだね。
    解除してまたこの基地を橋頭堡としよう」


エミリ「・・・」

エクター「エミリ隊長。トラップ解除、完了しました」

エミリ「お疲れさま。一旦休もうか」

エクター「了解です」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-17 21:47 | 現代編
現代編三年戦争6
仕官学校・教官室
パウエル「エミリはいつも単刀直入だな」

エミリ「回りくどい話をしても時間の無駄じゃないですか」

パウエル「違いない。それで、話とは?」

エミリ「ええ、成績を見る限りパイロットとして
    僕の隊に入隊させたいのが二人ほど」

パウエル「ほう・・・エミリの眼鏡に適った者がいたか」

エミリ「この二人・・・アリシアとレジーナです」

パウエル「根拠を聞かせてもらえるか?」

エミリ「まずは成績の上では中の上程度・・・
    ですが、先ほどの演習で光るものを感じました」

パウエル「ふむ・・・」

エミリ「生徒はほとんどが油断していたにもかかわらず、
    この二人は明らかに動きが違いました」

パウエル「二人とも、エミリ隊を希望しているな。それも鑑みてか?」

エミリ「加味はしています」

パウエル「なるほどな。エミリにとっては成績は二の次、
     戦場における心構えを買ったというわけか」

エミリ「そうです。操縦技能は練習するなりすれば上がりますが、
    心構えは練習のしようがないですから」
パウエル「流石だ、エミリ。俺はお前の教官だったことを誇りに思う」

エミリ「僕はそんな大それた存在じゃありません。
    あと、できれば整備兵が一人欲しいんですが・・・」

パウエル「ほう」

エミリ「もしその二人が僕の隊に入隊してくれるならパイロットとしてに
    なりますから、整備班の負担が増えることになりますからね」

パウエル「部隊員を動かしやすくするのが部隊長の役目・・・
     エミリの持論だったな」

エミリ「それは部隊長として当然のことです」

パウエル「言い切るか、エミリらしい」

エミリ「それはそうです。部隊員がいてくれるから僕は部隊長なんですから」

パウエル「そうだな。だが、それを理解している部隊長が何人いるか」

エミリ「確かに・・・」

パウエル「部隊長は船、部隊員は水。
     ならば転覆させるも部隊員次第・・・だな」

エミリ「ですね。教官、この二人と話をさせてもらえませんか?」

パウエル「いいだろう」


エミリ「僕のことは紹介するまでもないと思うけど・・・
    エミリ・アーシュラント。よろしくね」

アリシア「アリシア・カーウィンです」

レジーナ「レジーナ・スタームです」

エミリ「さて、突然だけど、僕の隊に入るつもりはある?」

アリシア「私は、是非」

レジーナ「私も、できることならば」

エミリ「そう。じゃあ話は早いね。これを渡しておくよ。
    よく読んで、後で教官室に来て」


士官学校・教官室
エミリ「決心ついた?」

アリシア「はい」

レジーナ「もちろんです」

エミリ「アリシア・カーウィン、レジーナ・スタームの両名、
    僕の隊への入隊、歓迎するよ。これからよろしくね」

アリシア「こちらこそ」

レジーナ「よろしくお願いします」

エミリ「それじゃ荷物を運び出さないとね。二人は同室だっけ?」

レジーナ「はい」

エミリ「なら、さっそくで悪いけど荷物まとめてくれる?」

アリシア「了解です」


宇宙軍月基地
エミリ「アレックス、メフィーリア、新人を紹介するね」

レジーナ「レジーナ・スターム少尉です。よろしくお願いします」

アリシア「アリシア・カーウィン少尉です。よろしくお願いします」

アレックス「アレックス・リンドブルム大尉だ」

メフィーリア「メフィーリア・カークランド大尉、よろしく頼む」

エミリ「メフィーリア、悪いけど彼女らをSaturnの空き部屋に案内してあげて」

メフィーリア「任せろ」


宇宙軍月基地・司令室
アーサー「エミリ中佐、今後の我が軍の動きだが・・・」

エミリ「宇宙で体勢を整えた後、再度地球軍基地を攻めるべきかと」

アーサー「ふむ・・・」

エミリ「お言葉ですがアーサー閣下。好機を逃せば我が軍は
    間違いなく敗北します。天の時、地の利、人の和があってこそ、
    戦争に勝利できるのです」

アーサー「厳しいな。エミリ中佐は」

エミリ「とは言え、今はまだその時ではありません。
    軍備増強もいいですが宇宙の民を蔑ろにすれば内部分裂の
    可能性も十分考えられます」

アーサー「もちろんだ」

エミリ「今まで宇宙は地球の軍事力によって屈して来ました。
    ですがこの戦争に勝利すればそれもなくなります。
    閣下の双肩には宇宙の民の命運がのしかかっていること、
    ゆめお忘れなきよう」

アーサー「・・・」

エミリ「話は以上でよろしいでしょうか?」

アーサー「あ、ああ・・・時間をとらせてすまなかった」

エミリ「いえ、では私はこれで」


エミリ「(いまいち優柔不断なんだよね・・・アーサー閣下って。
    だから親の七光りだなんて言われてるんだけどさ)」

ウーサー「エミリ中佐、アーサーとの会議は終わったのかね」

エミリ「はっ、ウーサー閣下」

ウーサー「ちょうどよかった、エミリ中佐」

エミリ「ちょうどよかった、とは・・・?」

ウーサー「あれのことで話がある。少し付き合ってもらえるかね」

エミリ「了解です、ウーサー閣下」


ウーサー「エミリ中佐、あれの事をどう思っている?」

エミリ「個人としてでしょうか、それとも軍人としてでしょうか」

ウーサー「軍人としてだ。あれはいささか優柔不断な点が多い」

エミリ「私もそう思います。指揮官の迷いは士気の低下につながりますから」

ウーサー「流石エミリ中佐だ。はっきり言ってくれる」

エミリ「本人のためを思うならはっきり言うことも大切ですから。
    最も私もそんなに人のことを言える立場にはありませんが」

ウーサー「謙遜は無用だ、エミリ中佐。中佐の評判は聞いている」

エミリ「はぁ・・・」

ウーサー「ガウェイン中佐やランスロット中佐からエミリ中佐を指揮官に
     据えるよう推挙する声も出ているが」

エミリ「お断りします」

ウーサー「一応理由を聞いておこう」

エミリ「僕は、アレックスやメフィーリアたちと共に、前線にいたいんです。
    後方で命令するだけの軍人にはなりたくありません」

ウーサー「ふむ・・・」

エミリ「無礼を承知していますがあえて言わせていただきます。
    後方で命令だけする軍人には誰もついてきません。
    前線の厳しさを知らない軍人には特に」

ウーサー「・・・」

エミリ「僕は前線で、補給が期待できない状況で何度も部下と共に
    死地を潜り抜けてきました。部下のみを死地に赴かせ、
    自分は安全なところにいるなんて耐えられません」

ウーサー「なるほど、慕われるわけだ。意志は固いようだな」

エミリ「はい」

ウーサー「指揮官云々の話は忘れてくれ。
     エミリ中佐は今までどおり行動してくれたまえ」

エミリ「感謝します。ウーサー閣下。では、私はこれで」

ウーサー「出世を捨ててまで前線にこだわるか・・・
     なるほど、アーサーが惚れこむわけだ」


エミリ、メフィーリア自室
エミリ「あー、疲れた・・・」

メフィーリア「長かったな。そんなに会議で話すことがあったのか?」

エミリ「ううん、会議自体は時間はかからなかったけど、
    ウーサー閣下と話してたから」

メフィーリア「お前も大変だな」

エミリ「うん・・・」

メフィーリア「もうじき風呂の準備が整う。汗を流して今日は休んだらどうだ」

エミリ「そうする。ありがとね、メフィーリア」

メフィーリア「私たちは、チームなんだからな」

エミリ「そだね」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-16 16:33 | 現代編
現代編三年戦争5
宇宙軍月基地・士官室
メフィーリア「何を読んでいる?」

エミリ「ん?士官学校の生徒の成績表」

メフィーリア「めぼしいのはいるか?」

エミリ「肝心なのは表面上の成績じゃないよ」

メフィーリア「?成績がいいに越したことは無いだろう?」

エミリ「そりゃそうかもだけど、僕の隊に入れるなら・・・この二人かな」

メフィーリア「アリシア・カーウィンと、レジーナ・スタームか。
       成績は並ってとこだがその根拠は?」

エミリ「あくまで本人を確認してからだけど、この二人なら協調性も
    ありそうだし、隊としての機能も損なわずにすみそうだから」

メフィーリア「二人とも女だが、それも加味してか?」

エミリ「二人とも僕の隊への入隊を希望してるみたいだしね」

メフィーリア「・・・まぁ、余分な心配は無いだろうからな」

エミリ「そりゃ、僕だって軍人である前に女の子なんだからさ。
    馴れ合うつもりは無いけど」

メフィーリア「で、この二人はパイロットとして使うつもりか?」

エミリ「できるならね。パイロットが五人いれば戦略の幅も広がる。
    まぁ、その分整備が大変だから整備士もほしいけどね」

メフィーリア「確かにな、フェルディナンド技術大尉と
       その他数名では厳しいだろう」

エミリ「部隊員が動きやすくするのが部隊長の役目、だからバランスを考えて
    人数調整しないと」

メフィーリア「私とアレックスがエミリを部隊長に推したのは
       やはり間違いではなかった、ということだ」

エミリ「ふふっ、会って間もない頃はまるで信用されてなかったのにね」

メフィーリア「昔の話だ」

エミリ「まぁ、僕は女の子の中でも小柄なほうだしね。実力を示すことでやっと
    信用してもらえるわけだけど」

メフィーリア「私が言うのもなんだが、時間はかかったな」

エミリ「そうだね」

メフィーリア「・・・エミリ」

エミリ「?」

メフィーリア「私はお前の部下であることを誇りに思う」

エミリ「どうしたの、突然」

メフィーリア「他の皆が全てそうだとは言わないが、ほとんどの者は戦争に
       勝つために戦いをしている。だがエミリ、お前の目指すところは
       ただ戦争に勝つだけではないだろう?」

エミリ「・・・」

メフィーリア「私はそこに惹かれた。そう、人類の新たな可能性を
       見出そうとしている、その姿勢に」

エミリ「・・・僕は、そんな大それた事考えてないよ」

アレックス「俺も、メフィーリアと同じ意見だ」

エミリ「アレックス。いつの間に?」

アレックス「ノックしても返事が無かったからな。鍵は掛かってなかった
      みたいだから入らせてもらった」

メフィーリア「人類は宇宙に出て、もっと変わるべきだと私は思う。
       だが私にそんな力は無い。しかしエミリのやろうとしていることは
       私もアレックスも手伝いたい」

アレックス「そうだぜ、だからもっと俺たちを頼りにしてくれ」

エミリ「・・・ありがと。僕はいいチームメイトに恵まれたみたいだね」

メフィーリア「ああ」

アレックス「その通りだ」


宇宙軍・士官学校
エミリ「・・・にしても、まさかこんな形でここに来ることになるなんてね」

アレックス「そうだなぁ。俺にはもう縁が無いと思っていたが」

メフィーリア「グラウンドで訓練しているクラスがある。見ていかないか?」

エミリ「そうだね。成績に現れない部分が光る人もいるかもしれないし」


パウエル「まず準備運動を行う。各自グラウンド10周から、始め!」

エミリ「お久しぶりです。パウエル教官」

パウエル「ん?おお、エミリとアレックスとメフィーリアか。
     そういえば臨時講師として呼ばれたんだったな」

エミリ「ええ。相変わらずですね」

パウエル「ああ。全ての基本は体力から。体力があればなんでもできるからな」

エミリ「どうです?今年の生徒は」

パウエル「いやぁ、お前たちほど優秀な生徒はなかなかいないな。
     お前たちの活躍は私の耳にも届いているぞ」

エミリ「そんな・・・僕たちはまだまだですよ」

パウエル「謙遜するな。お前たちの活躍は胸を張れる。
     そうでなければその若さで中佐になんぞなれん」

エミリ「何故か僕は首脳陣に持ち上げられることが多いですから」

パウエル「まぁ、お前はほかの誰にもないものを持ってる。
     操縦技能、指揮能力、どれをとっても優秀でなおかつ若い女とくれば
     看板にしたいのもわかるがな」

エミリ「そんなもんですかね」

パウエル「そういうもんだ、軍なんてのはな。拠り所が欲しいんだよ」

エミリ「はぁ・・・」

パウエル「どうだ?今年の生徒相手に模擬演習してみないか?」

エミリ「いきなりですか?」

パウエル「ああ、決意の無い奴をふるいにかけたい」

エミリ「・・・わかりました。ただし僕たちの名前は
    とりあえず伏せておいてください」

パウエル「ああ、そのつもりだ。準備に取り掛かってくれ」

エミリ「了解です、教官」


パウエル「さて、今日の訓練内容だが、急遽変更とし、模擬訓練を行う」

パウエル「対戦相手は三人。こちらはお前たち全員で行う」

パウエル「ルールは簡単、こちらの陣地にあるフラッグを
     時間終了まで守りきるか、相手三人を撃墜状態にするかだ」

パウエル「開始は今から10分後、各員準備に取り掛かれ」


パウエル「これより模擬戦闘を開始する。時間は30分とする」

エミリ「それじゃ手筈どおりに、行ける?」

メフィーリア「ああ」

アレックス「任せろ。普段の演習じゃねぇことを教えてやるぜ」

パウエル「始め!」

エミリ「散開!援護する!」

メフィーリア「行くぞ!」

アレックス「おうよ!」

エミリ「相手は統率が取れてない。一気に決めちゃって!」

メフィーリア「任せろ、エミリ隊の力、思い知らせてやる!」

アレックス「メフィーリア!」

メフィーリア「ああ!」


パウエル「終了だ。結果は残念だが気を落とすことは無い。
     彼女ら三人は現役のパイロットだからな」

エミリ「どうも。先ほどの演習で指揮を取っていたアーサー艦隊旗下
    エミリ小隊隊長のエミリ・アーシュラントです」

メフィーリア「同部隊員のメフィーリアだ」

アレックス「アレックス・リンドブルムだ」

パウエル「彼女らは一年前この学校を卒業し、第一線で戦うパイロットたちだ。
     今は臨時講師としてこの学校に来ている。
     いろいろ教えてもらうといい」

パウエル「ただし、これが実戦であったならば、諸君らは全滅している。
     この模擬戦で恐怖を感じたもの、パイロットとして戦うことに
     無理を感じたものは今からでも遅くは無い」

エミリ「覚悟の無い人に入隊先は無い。それを踏まえた上で今後は訓練に
    励んでもらうしかない。早い話が覚悟の無い人は
    辞めたほうが身のためだってこと」

メフィーリア「おい、エミリ・・・」

エミリ「部隊に入れば命を懸けなきゃならない。生き残ることが
    できるか保障は無い。その覚悟ができている人は
    いったい何人いるんだろうね」

パウエル「・・・つまりはそういうことだ。解散」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-15 00:36 | 現代編
現代編三年戦争4
Saturn・ブリッジ
エミリ「Saturn乗組員に通達、Saturn乗組員に通達。我々の部隊は宇宙に
    一時撤退することになった。各員は準備を行うこと、以上」

エクター「撤退ですか」

エミリ「この状況じゃ、仕方ないかもね。
    さてと、僕はこの基地にトラップを仕掛けておくよ」

エクター「手伝いましょうか?」

エミリ「・・・そうだね、お願い」

ヨーロッパ基地・シャトル
エミリ「全員いる?」

エクター「点呼はとってあります。全員シャトルに乗り込んでいます」

エミリ「結構。アーサー閣下、ランスロット中佐、よろしいですか?」

アーサー「大丈夫だ、やってくれ」

エミリ「了解、シャトル発進五秒前!」

エミリ「シャトル発進!」


宇宙軍月基地
エミリ「無事到着できたね」

メフィーリア「ああ、そうだな」

エミリ「さて、一旦司令部に顔出さないとね」

アレックス「気乗りはしないが、仕方ないな」


エミリ「エミリ隊隊長、エミリ・アーシュラント以下二名、帰投しました」

ウーサー「ご苦労、よく私の息子を無事宇宙に上げてくれた。礼を言う」

エミリ「もったいなきお言葉」

ウーサー「貴隊の活躍は本国にも届いている。
     今後もアーサーの力になってくれ」

エミリ「私にできるだけのことはいたします」

ウーサー「うむ、期待している。それと、エミリ中佐には臨時ではあるが
     士官学校の講師を勤めてほしい」

エミリ「・・・私がですか?失礼ですが、適任は他にもいらっしゃるかと・・・」

ウーサー「今はどこも人手が足りない。エミリ中佐ほどの人材を遊ばせておく
     余裕は残念ながら我が軍にはない」

エミリ「・・・了解しました、臨時講師の件、お受けします」

ウーサー「・・・すまない。今は実戦経験豊富な人材が少ないのだ」

エミリ「理解しているつもりです。では、我々はこれで」


宇宙軍月基地
アレックス「臨時講師とはな・・・」

エミリ「人手が足りないとはいえね。まぁこの基地にいる場合かつ
    任務がないときだけだけど」

メフィーリア「もともと宇宙軍は人的資源は少ない。比較的バランスが
       こちら側に向いていたヨーロッパを放棄してまで我々を
       宇宙に戻した理由は、それか」

エミリ「無いとは言い切れないかもね。でも宇宙軍が撤退したんだから
    僕らだってそういつまでも持ちこたえてはいられない。
    どの道戻るしかなかったんだよ」

アレックス「それで、その間俺たちはどうしてればいいんだ?」

エミリ「僕の助手って形で参加してほしいな」

メフィーリア「気乗りはしないが、いいだろう。それにエミリも
       本当は気乗りしないんだろう?」

エミリ「本当のこと言うとね。でもまぁウーサー閣下直々の依頼だからさ」

アレックス「ま、仕方ねぇやな」

エミリ「とりあえず疲れたでしょ?今日は休もう」

アレックス「異議なし」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-08 21:07 | 現代編
現代編三年戦争3
地球・ヨーロッパ方面
エミリ「あー、疲れた」

メフィーリア「それにしても、お前も大変だな」

エミリ「え?」

メフィーリア「アーサー閣下を始め、いろんな人から求婚されているんだろう?」

エミリ「うーん、そうなんだよね」

メフィーリア「どうするつもりなんだ?」

エミリ「どうするって、何が?」

メフィーリア「結婚」

エミリ「う~ん・・・こんな状況で考えられないよ」

メフィーリア「確かにな」


Saturn・ブリッジ
エミリ「付近の状態はどう?」

エクター「今のところ問題ありません」

エミリ「それはよかった」

エクター「隊長、今日はもう休まれては?」

エミリ「うーん、そうしよっかな。自動哨戒モードに切り替えて
    エクターも休みなよ」

エクター「そうですね、そうさせてもらいます」


Saturn・士官室
エミリ「ここ最近、地球連邦の動きが活発になってる。
    このままだと地球のミリタリーバランスは大きく連邦に傾きかねないね」

???『そうね。まさか連邦がこんなに早く動き始めるなんて・・・
    連邦の軍事蜂起はもう少し先だと踏んだんだけど』

エミリ「友軍も次々撤退に追い込まれてる。早いところ次の手を打たないと」

???『こっちのほうで連邦に対して情報操作をかけてみるわ』

エミリ「うん、ところで宇宙軍の動向は?」

???『今のところは静かなものね。多分本国に
    今の状況が届いていないんでしょうね』

エミリ「そうなんだろうね。ま、こっちはこっちでなんとかするよ」

???『わかったわ』


Saturn・ブリッジ
エミリ「おはよ。よく眠れた?」

エクター「おはようございます、隊長。よく眠れました」

エミリ「そう、それはよかった」

エクター「隊長、通信録音が残っています。お聞きになりますか?」

エミリ「お願い」

ジジ・・・
ガウェイン『エミリ中佐、こちらの部隊は無事ブラジル基地に到着できた。
      礼を言う』

ガウェイン『それと、本国の方で新型機が完成した。
      そちらのパイロット三人分送るように書類を通しておいた。
      近いうちにそちらに到着するだろう』

ガウェイン『通信は以上、では』

エミリ「新型機、か」

エクター「どんな機体でしょうね?」

エミリ「この通信はいつ来たの?」

エクター「昨夜ですね。我々がここを離れてすぐです」

エミリ「ガウェイン中佐の部隊と連絡取れそう?」

エクター「やってみます。・・・繋がりました。映像出します」

ガウェイン『おお、エミリ中佐』

エミリ「ガウェイン中佐、ご無事で何よりです」

ガウェイン『ああ、エミリ中佐の部隊のおかげだ』

エミリ「昨夜の通信、先ほど確認しました。新型機を送っていただけるそうで」

ガウェイン『そうだ。我々がブラジル基地に到着したころ
      本国から連絡があってな、エミリ中佐の部隊に
      回すようにしておいた』

エミリ「ありがとうございます」

ガウェイン『礼は無用だ。私は、アーサーとは別の意味で
      君には死んでほしくないからな』

エミリ「・・・と、言いますと?」

ガウェイン『私には、エミリ中佐と同じ年の妹がいたんだ。
      もっとも、生きていれば、の話だが』

エミリ「・・・似てますか?」

ガウェイン『外見的な意味ではなく、雰囲気が似ているのだ。
      どうも私はエミリ中佐と話をしていると妹と
      話しているような錯覚に陥る』

エミリ「・・・そうですか」

ガウェイン『・・・つまらない話をしてしまった。では、これで』

エミリ「了解です」

エクター「・・・」

エミリ「ガウェイン中佐が、僕を気にかけてくれてたのは、
    そういう理由だったんだ」

エクター「隊長」

エミリ「?」

エクター「隊長は、いろんな人に慕われているんですね」

エミリ「///」

ぴぴっ
エミリ「どうしたの?」

フェルディナンド「隊長、ランスロット中佐がお見えです」

エミリ「了解、すぐ行くね」


Saturn・デッキ
エミリ「ランスロット中佐、お疲れ様です」

ランスロット「エミリ中佐、元気そうで何よりだ」

エミリ「おかげ様で。ところでどうしてランスロット中佐が?」

ランスロット「ああ、今日は大事な用件があってな」

エミリ「そうでしたか」

ランスロット「ガウェインの部隊を助けてくれたそうだな。私からも礼を言う」

エミリ「そんな・・・、我々は、我々にできることをしただけですし」

ランスロット「いや、それでもあの状況を打破し、私の親友を救ってくれたんだ。
       感謝してもし足りないくらいだ」

エミリ「はぁ・・・」

アーサー「私からも、礼を言わせて貰おう」

エミリ「あああああアーサー閣下!?どうしてこんなところに・・・」

アーサー「通達があってな。それを伝えに来た」

エミリ「わざわざ閣下自らお越しになられたからにはよほどのことですね?」

アーサー「ああ、ここではなんだ。ブリーフィングルームで話がしたい」

エミリ「了解です」


Saturn・ブリーフィングルーム
エミリ「撤退?」

アーサー「そうだ。ここ最近地球軍の抵抗が激しいのは
     中佐も知ってのことだと思う。本国より地球から一時撤退し、
     体勢を立て直すとの通達があった」

エミリ「では、我々も宇宙に」

アーサー「そうだ。ブラジル基地のメンバーはもうじき宇宙に撤退する。
     あとはこのヨーロッパ基地だけだ」

エミリ「そうなれば早いところ準備を整える必要がありますね」

アーサー「すまない、エミリ中佐。私がもっと現状を把握していれば」

エミリ「閣下の責任ではないでしょう。それよりも今は
    脱出することを考えましょう」

アーサー「・・・そうだな」
by Will-Of-Freedom | 2010-04-07 20:22 | 現代編
現代編三年戦争2
Saturn・ブリッジ
エミリ「周囲の状況は?」

エクター「今のところ、問題ありません。・・・隊長、
     ごゆっくりお休みになれたでしょうか?」

エミリ「ありがと、エクター。お陰様でゆっくり休めたよ」

エクター「それはよかった。隊長に倒れられては士気にも影響しますから、
     ご自愛ください」

エミリ「えへへ、ごめんね。これからはそうするよ」

エクター「約束ですよ?・・・隊長、本隊より入電です」

エミリ「回して」

エクター「了解」

アーサー『元気そうだな、エミリ中佐』

エミリ「お久しぶりです、アーサー閣下」

アーサー『うむ、本日の用件はだな・・・』

エミリ「地球連邦がアメリカを攻撃?」

アーサー『そうだ。すまないが救援に向かってはもらえまいか』

エミリ「了解です、閣下。ただちに救援に向かいます」

アーサー『すまぬ。本来なら他の部隊に要請するのだが・・・』

エミリ「お気になさらず、閣下」

アーサー『こんなときに不謹慎だが、あの話は考えてくれたかね?』

エミリ「閣下・・・その話なら何度もお断りさせていただいているはずですが」

アーサー『う、うむ、そうなのだが・・・』

エミリ「では!これよりエミリ隊はアメリカに向かいます!
    以上、通信終わります!」

アーサー『あ、おい・・・』

エミリ「エンジンの始動はできた?」

エクター「完了しています!これより本艦はアメリカに向かいます!」

エミリ「よろしくね。・・・閣下も困った人だなぁ」

エクター「どうしてです?閣下から求婚されてるんでしょ?」

エミリ「それが困ってるの。何度も断ってるのに・・・」

エクター「玉の輿じゃないですか」

エミリ「だとしても、一体何番目の妻になるのよ。僕みたいな軍人が
    閣下と結婚しようものならきっと先妻たちの嫌がらせが・・・」

エクター「そんなもんですかね?」

エミリ「きっとそうだよ。ブーツに画鋲入れられたりとか、
    塩入りのケーキを食べさせられたりするんだよ」

エクター「することが子供っぽい・・・」

エミリ「・・・それに、結婚するんだったらちゃんと僕のこと、
    愛してくれる人がいいなぁ」

エクター「なんか言いました?」

エミリ「ううん、なんでもない。あとどれだけで着きそう?」

エクター「二時間程度かかります。友軍は大部隊に包囲されていますね」

エミリ「厳しい戦局だね。だからこそ、僕たちに話が来たんだろうけど」

エクター「ですね。・・・隊長、デッキから至急来てほしいとの連絡が」

エミリ「わかった。すぐ行くって伝えておいて」


Saturn・機動兵器デッキ
エミリ「何かあった?」

フェルディナンド「新しいソフトの開発が完了しました、どうしますか?」

エミリ「うーん、今回の戦闘は苛烈なものになりそうだし、
    とりあえず、非常駐設定で入れておいて」

フェルディナンド「了解です」

アレックス「今どこに向かっているんだ?」

エミリ「アメリカ。友軍がピンチなんだって」

アレックス「状況は?」

エミリ「大部隊に包囲されている状態」

アレックス「世紀の大脱出劇、ってか?」

メフィーリア「そんな簡単な話じゃないだろう。考えはあるのか?
       それに、カイムでは長時間戦闘は厳しいだろう?」

エミリ「一応ね。友軍がここ、それを取り囲むように複数の部隊が集まってる。
    エクターの話ではこの場所に陣取ってる部隊が作戦を
    指揮している可能性が高いみたい」

アレックス「だとすれば、この部隊を奇襲して頭をつぶすか」

メフィーリア「確かに。そうするのが一番作戦の成功率が高いな」

エミリ「エクターに頼んで中央の友軍に連絡を取ってもらってるよ。
    僕たちの部隊が指揮系統を混乱させている間に
    一点突破で合流するようにって」

アレックス「最小限の戦いで友軍を救出、この場合はそうするしかないか」

メフィーリア「そうだな。これだけの兵力差がある以上仕方がない」

エミリ「迅速に指揮系統を混乱させる必要があるから、
    今回はA級装備の使用を許可するよ」

アレックス「時間がかかればかかるほど中央の部隊が危険に
      さらされることになるからな」

メフィーリア「その通りだ。装備の換装を済ませ、コクピットで待機する」

エミリ「頑張ろうね」

アレックス「まぁ、死なない程度にはな」


アメリカ・ニューヨーク周辺
エミリ「ここからは機動兵器での移動で現地に向かう。
    母艦はここで待機、いい?」

エクター『了解です。お気をつけて・・・』

エミリ「わかってるよ。・・・アレックス、メフィーリア、準備はいい?」

アレックス『大丈夫だ』

メフィーリア『いつでもいけるぞ』

エミリ「結構。・・・エミリ隊!出撃!」

アレックス&メフィーリア『了解!』


エミリ「それじゃ二人とも、行くよ!」

アレックス『任せろ』

メフィーリア『敵母艦をレーダにて確認。撃沈する』

エミリ「おっけー!アレックスはメフィーリアとともに母艦の撃沈を、
    僕はその間に敵の通信網を潰すから!」

アレックス『了解』

メフィーリア『了解、行くぞアレックス!』


エミリ「敵通信艦を発見、破壊する!」

アレックス『こちらアレックス、敵母艦の無力化に成功』

エミリ「うん、こっちも敵通信艦の破壊に成功、
    エクター、中央の部隊の状況は?」

エクター『現在我が方に向かって進軍中、
     あと一時間ほどで接触範囲に到達します』

エミリ「ここまでは予定通り、あとは可能な限り
    敵軍に被害を与えておきたいね」

メフィーリア『エミリ、兵力差は大きい、戦闘は最低限にするべきだ』

エミリ「わかってる。中央の部隊が突破できるくらいの風穴を開ける。
    作戦をフェイズ2に移行」

アレックス『了解だ』

メフィーリア『了解。私は撹乱に回る』


エミリ「接触まであと約10分・・・、結構ぎりぎりかも」

アレックス『戦線維持はもってあと15分だ。厳しいな』

メフィーリア『作戦成功を祈るしかないか』

エミリ「やれることはやった。あとは中央の部隊次第だね」


ガウェイン『こちらガウェイン、救援感謝する』

エミリ「お礼には及びません、ガウェイン中佐殿」

ガウェイン『おお、救援部隊はエミリたちだったのか。
      わざわざ遠方からすまない』

エミリ「いえ、アーサー閣下直々のご依頼でしたので」

ガウェイン『アーサーめ、わざわざ遠方にいるエミリ隊を
      呼ぶ必要はなかったろうに・・・』

エミリ「それほどガウェイン中佐を大切になさっているということでしょう。
    ともあれご無事でなによりです」

ガウェイン『ああ、エミリ隊の働きで無事脱出できた。この礼はいずれ』

エミリ「お気になさらず。それでは我々はこれで」

ガウェイン『道中気をつけてな』
by Will-Of-Freedom | 2010-04-06 20:03 | 現代編